RS-232C を持つパソコン等と接続を検討する人もいるでしょう。
IchigoJam は 0V と +3.3V の変化でシリアルを送受します。
しかし、RS-232C -5~-15V および +5~+15V の変化になっていて、
直接端子を接続すると電圧の違いにより故障する恐れがあります。
そこで、RS-232CーTTL 変換を行う必要があります。
最も楽な方法は専用のモジュールを使用する方法です。(右画像)
MAX232 などの専用 IC を採用し、安全・確実に信号を変換します。
MAX232 の VCC が 3.3V~5V なので、
IchigoJam を接続する VCC から供給するモジュールが多いようです。
日本国産で販売されている製品だと 1000~2000 円位で入手できます。
ネット上では回路図も複数公開されていて、独自に制作も可能です。
シリアルケーブルがクロスの場合は TXD と RXD がクロスしているため、
回路に入る前の RS-232C 側で再度クロスする必要があります。
2 番(RXD)と 3 番(TXD)をクロス、5 番(GND)は直結です。
(ケーブルがモデムとの接続ではなく、直接パソコンと接続する場合)
クロス仕様になっているモジュールも存在します。(RS-232C 端子がオスになっています)
RS-232C の端子状態により、1・6 が左、5・9 が右になる場合と
2・5 が左、1・6 が右と、左右が逆になるケースがあります。ご注意下さい。
端子部分に数字が記載されていて、これを把握できる場合があります。
Windows CE 1.0 で動作する CASSIOPEIA A-51 と
IchigoJam と接続し、IchigoJam BASIC が動作している例。
Windows CE 1.0 で動作する TeraTerm が存在しています。
CASSIOPEIA A-51 は単 3 電池で動作するため、
AC アダプタを使用する事なく IchigoJam を操作できます。
ポケットコンピュータ PC-G850V でターミナルを動かし、IchigoJam と接続て IchigoJam BASIC が動作している例。
PC-G850V は通信速度が最高 9600bps 、ターミナル側で改行コードなどは指定できません。エコーバックは有無設定可能です。
IchigoJam BASIC で BPS 9600:UART 7,4(IchigoJam BASIC 1.2b22 以降)として
エコーバックと改行コード変換を行う事で良い感じに操作できるようになりました。
IchigoJam BASIC では初期状態で次の状態になっています。
初期状態の UART 2 ではコントロールコードを送出するため、 UART 1 および UART 3 に設定して下さい。
IchigoJam BASIC 1.2b62 より IchigoJam BASIC からエコーバックを行う UART 4~7 も選択でき、
UART ,4(改行を LF に変換)も含めて、IchigoJam BASIC 側で処理する事で多くの環境で使えるようになっています。
IchigoLatte は初期状態で次の状態になっています。
IchigonQuest は中間コードで送受するため、ターミナルソフトでは使用が難しいです。通信速度 115200 固定です。
ターミナルソフトで送信・受信それぞれの改行コードが設定できる(自動判別する)と IchigoJam で問題なく使用できます。
通信速度も 115200 が設定できると文字化けするトラブルが少ないでしょう。
SkyBerryJAM は 栃木県立栃木工業高等学校 が管理する登録商標であり、
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